前回の記事では、指値・逆指値の注文方法について解説しました。
こちらの記事です。

今回はさらに発展して便利な注文方法であるIFD(イフダン)・OCO(オーシーオー)・IFO(アイエフオー)について解説したいと思います。
これらの注文を行うことによって、損切りや利益確定を感情に左右されることなく、機械的にできるようになります。
FX初心者の方は特にマスターしておきたいですね。
今回も画像付きで、この解説手順通りにやっていけば誰でもできるようになっていますので、ぜひご覧になっていってください。
それでは始めていきましょう!
IFD・OCO・IFO注文とは?
まず始めに、各注文の簡単な説明をしたいと思います。
さらに詳しい内容は別記事にまとめてありますので、良かったらご覧ください。

それぞれの注文方法の特徴をしっかりと押さえておきましょう!
IFD(イフダン)注文の方法
まず、新規注文するための「オーダーの発注」画面を出します。それには3つの方法があり、どれでやってもOKです。
- 画面上部の【新規注文】ボタンをクリック・・・①
- 左上の「気配値表示」から注文したい通貨ペアをダブルクリック…②
- チャート画面上で右クリック→注文発注→新規注文をクリック…③
「オーダーの発注」画面が出たら、「注文種別」という項目が画面の真ん中あたりにあるので、プルダウンメニューで「成行注文」から「指値注文」に変更してください。
そして、下記の項目を入力していきましょう。
- 通貨ペア:プルダウンメニューから希望の通貨ペアを選択。元々チャートで見ていた通貨ペアが選択されています。
- 数量:プルダウンメニューから希望のロット数を選択。または直接入力もできます。
- コメント:メモを入力できます。
- 注文種別:指値注文としておきます。
ここから、IFD注文の設定に入ります。
最初に「指値または逆指値注文(新規注文)」の各項目を入力します。ここでエントリーの指値または逆指値を指定するんですね。
こちらの入力についてわからない方は、下記の記事で解説していますので参照してみてください。

続いて、決済注文となる「決済逆指値」または「決済指値」のどちらかを入力します。損切りの場合は「決済逆指値」、利益確定の場合は「決済指値」ですね。
下の画像では、エントリーの買い価格が108.80ドルで、決済逆指値の価格を108.50ドルとしていますので、30pips分の損切り設定しています。
下の画面が出れば注文完了です。エントリーの指値注文と決済の逆指値注文を同時に入れたので、IFD注文をしたことになりますね。
OCO(オーシーオー)注文の方法
OCO注文は既に保有しているポジションに対して、決済の逆指値及び指値注文を同時に出して、どちらか一方が約定されれば、残った注文は自動でキャンセルされる注文方法でしたね。
まず、MT4下部の「ターミナル」ウィンドウの取引タブから、決済注文を出したい保有ポジションにカーソルを合わせて、右クリックします。
次に下記のような画面が出ますので、「注文変更または取消」をクリックします。
そうすると、保有ポジションに対する「オーダーの発注」画面出ますので、「注文の変更」の項目に必要事項を入力していきます。ここで逆指値と指値のレートを指定するんですね。
- 現在値との差:10ポイントで1pipsとなります。現在のレートとの差が40ポイント(4pips)以下の逆指値・指値注文はできないことになっています。
- 下段にコピー:ここに表示されたレートをクリックすると、「現在値との差」で指定したポイント分を差し引きしたレートが下の「決済逆指値」、「決済指値」に自動でコピーされます。
- 決済逆指値、決済指値:希望のレートを両方に入力します。上記のコピーをすれば自動で入力されます。
下の画像では、現在の決済レート108.504ドルに対し、決済逆指値のレート108.455ドル、決済指値のレート108.554ドルを同時に設定しています。50ポイント=5pips分の損切りと利益確定の設定ですね。
間違いのないように入力できたら、【変更する】ボタンをクリックします。
下の画面が出れば注文完了です。決済の逆指値注文と指値注文を同時に入れたので、OCO注文をしたことになりますね。
IFO(アイエフオー)注文の方法
IFO注文は、IFD注文とOCO注文を合体させた注文方法です。IFD注文と途中まで同じ手順になりますが、最後にもうひと手間加えるイメージですね。
まず、新規注文するための「オーダーの発注」画面を出します。(IFD注文の説明を参照してください。)
「オーダーの発注」画面が出たら、「注文種別」という項目が画面の真ん中あたりにあるので、プルダウンメニューで「成行注文」から「指値注文」に変更してください。
そして、下記の項目を入力していきましょう。
- 通貨ペア:プルダウンメニューから希望の通貨ペアを選択。元々チャートで見ていた通貨ペアが選択されています。
- 数量:プルダウンメニューから希望のロット数を選択。または直接入力もできます。
- コメント:メモを入力できます。
- 注文種別:指値注文としておきます。
ここから、IFO注文の設定に入ります。
最初に「指値または逆指値注文(新規注文)」の各項目を入力します。ここでエントリーの指値または逆指値を指定するんですね。
こちらの入力についてわからない方は、下記の記事で解説していますので参照してみてください。

続いて、決済注文となる「決済逆指値」と「決済指値」の両方を入力します。損切りが「決済逆指値」、利益確定が「決済指値」ですね。
ここで両方設定するのがIFO注文の特徴です。IFD注文は片方だけでしたね。
下の画像では、エントリーの買い価格が108.80ドルで、決済逆指値の価格を108.50ドル、決済指値を109.10ドルとしていますので、それぞれ30pips分の損切り、利益確定の設定しています。
下の画面が出れば注文完了です。エントリーの指値注文と決済の逆指値・指値注文を同時に入れたので、IFO注文をしたことになりますね。
まとめ
今回は、IFD・OCO・IFO注文を出す方法を画像付きでわかりやすく解説しました。
それぞれの注文の指値・逆指値の設定関係を簡単にまとめてみます。
IFO注文が最も相場がどっちに転んでも利益・損失確定しやすい注文になっていますね。
初心者の方は、いきなり様々な注文方法を使いこなすことは難しいと思います。
なので、まずはどの注文方法でもいいので、逆指値(損切り)の設定をしておくということを徹底したいですね。
今回の記事が少しでも誰かのお役に立てればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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