みなさんMT5で経済指標の予定時刻をチャートに表示することができるのをご存知でしょうか?
米国雇用統計など重要な経済指標発表時にポジションを持っている場合、急な値動きに注意しなければいけません。
そんな時、チャートに予定時刻が表示されていたら便利ですよね。うっかり見逃してしまうことを防ぐことができます。
ということで、今回はMT5で経済指標の予定時刻をチャートに表示する方法について、画像を交えながらわかりやすく解説したいと思います。
それでは始めていきましょう!
表示設定・手順
指標カレンダーの表示設定
MT5の画面下部にある「ツールボックス」の「指標カレンダー」タブをクリックします。
ここには世界の経済指標の時間や関係する通貨などの一覧が表示されます。

デフォルトではすべての経済指標が表示されるようになっていると思いますが、設定で表示する指標を絞ることが可能です。
「指標カレンダー」上で右クリックすると、下記のような画面が出ますので、①で期間、②で「優先順位」「通貨」「国」の条件を指定してください。




これで各項目でチェックを入れたものに該当する指標のみ指標カレンダーに表示されます。
経済指標の時刻をチャートに表示する方法
それでは時刻をチャートに表示してみましょう。
すべての時刻を表示する
指標カレンダー上で右クリックし、「チャートに表示」→「すべてのイベント」をクリックしください。

すると、チャート画面に下の画像のような経済指標の時刻が書かれた旗のマークが表示されます。
この旗のマークには赤・青・白の3種類の色があります。
それぞれ意味があり、赤は市場の予想より実際のデータが下回っていた場合、青は市場の予想より実際のデータが上回っていた場合、白は予想値がない場合となっています。

この方法だとすべての経済指標の時刻が表示されるため、指標がたくさんある時は表示が重なって見づらくなってしまいます。
個別に時刻を表示する方法もありますので下記を参考にしてください。
個別に時刻を表示する
個別に時刻を表示するには、指標カレンダーから表示したい経済指標をチャートにドラッグすることで表示できます。

一つ一つドラッグする必要がありますが、いくつでもチャートに表示することが可能です。
チャートシフト機能
現在時刻より先のこれから発表される経済指標の予定時刻をチャートに表示するには、「チャートシフト」機能を使う必要があります。
デフォルトだと下の画像のように、チャート画面の右端いっぱいまでローソク足が表示されおり、今後の経済指標の予定時刻が表示されません。

チャートシフトボタンをオンにすれば、下の画像のようにチャート画面の右端に空白のスペースを作ることができます。
この空白スペースはチャート画面上部にある小さい▽を左右ににドラッグして幅を自由に調整することが可能です。

チャートシフト機能により現在時刻より先の経済指標の予定時刻が表示されるようになります。
表示を消す方法
表示を消す方法も解説しておきます。
「ツールボックス」の「指標カレンダー」タブをクリックします。
次に「指標カレンダー」上で右クリックし、「チャートに表示」→「すべて削除」をクリックしください。

これですべての経済指標の時刻表示を削除することができます。
まとめ
今回はMT5で経済指標の予定時刻をチャートに表示する方法について解説しました。
ポイントをまとめます。
今回の記事が少しでもみなさんのお役に立てればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
コメント