前回はMT5のアラート機能の使い方について解説しました。
こちらの記事です。
今回はMT4のアラート機能の使い方について解説したいと思います。
やり方はMT5とほとんど同じですが、アラートの設定項目の表記や選択肢に少し違いがあったりするので、MT4での設定方法については、当記事を参考にしていただくとわかりやすいかと思います。
アラート機能は、指定した価格に到達すると音やメールなどでお知らせしてくれるとても便利な機能です。
自分が気になっている通貨ペアのポイントとなる価格を指定しておけば、見逃すことなくいち早く知ることができます。
また、チャートにずっと張り付くことなく、安心して他のことをすることもできますね。
まだ設定されていない方はぜひこの機会に試してみてください!
それでは始めていきましょう!
MT4アラート機能にはどんな通知方法がある?
下記の4つの通知方法があります。
- アラーム音で通知
- 選択したファイルを起動して通知。例えば、音楽や動画ファイルを流すことができます。
- メールで通知
- スマホのプッシュ通知
1・2番はパソコン上での通知になります。
3番のメールはパソコンはもちろん、スマホでもメールを受信できるようにしておけば通知を受け取ることができますね。
ただし、メール通知をするためには、事前にMT4の「オプション」でEメール設定を有効にしておく必要があります。別の記事に詳しく解説していますので、こちらを参考にしてください。
4番のスマホのプッシュ通知についても、 事前にスマホにMT4をインストールして、パソコンのMT4の「オプション」で通知機能を有効にしておく必要があります。 別の記事に詳しく解説していますので、こちらを参考にしてください。
MT4のアラート設定方法
MT4では「アラート設定」ウィンドウからアラートの設定を行います。
「アラート設定」ウィンドウの出し方
チャート画面または「ターミナル」から「アラート設定」ウィンドウを出すことができます。
チャート画面から出す場合は、チャート上のアラートを設定したい価格のところにカーソルを合わせて、右クリック→「注文発注」→「アラート」をクリックします。

すると、チャート上に赤い矢印→が表示されます。この矢印をダブルクリックすると「アラーム設定」ウィンドウが開いて、アラートの詳細を設定することができます。

ちなみにこの矢印を上下にドラッグすれば、価格を自由に動かすことができますよ。

「ターミナル」から出す場合は、 「ターミナル」の「アラーム設定」タブをクリック→ツールボックス上で右クリック→「作成」をクリックします。
「アラーム設定」ウィンドウが開いて詳細を設定することができます。

「アラーム設定」ウィンドウの設定解説
次に「アラーム設定」ウィンドウの各項目について設定していきます。

- 有効にする:チェックしておく。
- アクション指定:通知方法を選択する。
- 有効期限:アラートの有効期限を入力。※チェックを外すと無期限となります。
- 通貨ペア:希望の通貨ペアを選択。
- 条件:アラートが発動する条件を選択。
- 価格:アラートが発動する価格を選択。
- ソース:②アクション指定で選択した内容に応じて入力。※下記で詳しく解説しています。
- 間隔設定:通知が継続する時間を選択。
- 最大反複数:アラートのリピート回数を選択。
②アクション指定
通知方法を選択します。下の画像のように4種類から選ぶことができます。

- Sound:「ソース」で選択したアラーム音で通知。
- File:「ソース」で 選択したファイルを起動して通知。例えば、mp3やmp4の音楽ファイル、動画ファイルを流すことができます。
- Mail:「ソース」で入力した文字をメールで通知。
- Notification:スマホへプッシュ通知を送ります。
⑤条件
アラートが発動する条件を選択します。下の画像のように5種類から選ぶことができます。

- Bid<:売りレートが指定価格を下回るとアラート発動
- Bid>:売りレートが指定価格を超えるとアラート発動
- Ask<:買いレートが指定価格を下回るとアラート発動
- Ask> :買いレートが指定価格を超えるとアラート発動
- Time=:指定時刻になるとアラート発動
⑦ソース
②「アクション指定」で選択した内容に応じてソースを入力します。
入力後、「アラートエディター」ウィンドウ下部の【テスト】ボタンをクリックすると、動作を確認することができます。
「アクション指定」で「Sound」を選択した場合
下の画像のようにアラーム音を12種類から選ぶことができます。

「…」をクリックすると、ファイル選択ウィンドウが開くので、任意のwavファイルを選択して自由にアラーム音を設定することもできます。

「アクション指定」で「File」を選択した場合
「…」をクリックすると、ファイル選択ウィンドウが開くので、任意の音楽や動画ファイルなどを選択し、アラートとして流すことができます。


「アクション指定」で「Mail」を選択した場合
「…」をクリックすると、「E-メール メッセージ」ウィンドウが開くので、件名と本文を入力して【送信】ボタンをクリックします。(本文は未記入でもOKです。)


すると、「ソース」欄に件名で記入した文字に「\n」が付け足されて表示されます。これでOKです。

「アクション指定」で「Notification(スマホへプッシュ通知)」を選択した場合
未記入のままでOKです。記入する必要はありません。
⑧間隔設定
通知が継続する時間を選択します。下の画像のように8種類から選ぶことができます。

- 10 sec(10秒)
- 30 sec(30秒)
- 60 sec(60秒)
- 3 min(3分)
- 5min(5分)
- 15min(15分)
- 30min(30分)
- 1hour(1時間)
⑨最大反復数
アラートのリピート回数を選択。下の画像のように6種類から選ぶことができます。

- 1回
- 3回
- 5回
- 10回
- 50回
- 1000回
まとめ
今回はMT4のアラート機能について解説しました。
ポイントをまとめます。
今回の記事が少しでもみなさんのお役に立てればうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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